Napierの中心地を歩いていると、特徴的な建物や模様が目を引きます。
これはアールデコ様式の建築。
Napierは「アールデコの首都」と呼ばれているんです。
アールデコ様式って何?
アールデコとは、アール・ヌーヴォーに続いて1920〜1930年代に流行した芸術様式。
19世紀初頭の産業革命により、安価な大量生産品が多く出回るようになった反動で、人々は芸術性・独自性が高いものを求めるようになりました。
そこで職人がひとつひとつ丁寧に作りあげる、装飾性の高い工芸品が流行るように。これがアール・ヌーヴォー様式です。
花や植物などの有機物をモチーフに取り入れており、美しい曲線が特徴です。
アルフォンス・ミュシャのポスターがよく知られ、アントニ・ガウディのサグラダ・ファミリアも広義ではアール・ヌーヴォーに含まれます。
ちなみに日本の浮世絵に大きな影響を受けているんだとか。
しかし第一次世界大戦が起こると、そんな贅沢は言っていられません。そこで次に流行したのがアールデコ様式。
大量生産しやすいよう、幾何学模様をモチーフとし、直線的なデザインとなっています。
代表的なのはニューヨークのクライスラー・ビルディングやエンパイア・ステート・ビルディング。
日本では、国会議事堂もアールデコ建築に数えられるそうです。
NapierそしてHastingsの街は、1931年に起こった大地震で壊滅的打撃を受けました。
街の再建に当たって、その当時流行していたアールデコ様式を取り入れて建物が建てられ、今に残っているというわけなんですね。
1930年代にタイムスリップ!Art Deco Festival
Napierでは毎年2月に「Art Doco Festival」が開催され、世界中から4万人を超える人々が集まります。
最近の日本のハロウィーンみたいなものかな?
あちこちにクラシックカーが展示され、レトロな衣装をまとう人々が行き交っていて、街はまるで1930年代にタイムスリップしたかのよう。
展示されているクラシックカーは試乗もできます。
アールデコ調のファッションに身を包み、フェスティバルを楽しむ人達。
300台のクラシックカーが集まるVintage Car Parade
フェスティバル見所Vintage Car Parade。
300台のクラシックカーがClive Squareを出発し、街の中心通りEmarson Streetを廻ります。
まさに圧巻!
華麗なる航空ショー Air Displays
期間中何度も開催される航空ショー。
轟音とともに現れ、見事な連携を見せる飛行機に注目!
街中からも一部見ることができますが、よく見たい人はビーチへ。
コンサートやミュージカル、ファッションショーが行われるSound Shell
Emerson Streetの突き当りのSounde Shell。
このステージでは随時さまざまなイベントが開催され、人が集まっています。
夜の海に響く海軍のコンサート
みんなで楽しむミュージカル♪
レトロなファッションを競うファッションショー
ワンちゃんによるファッションショーもv
街中を散歩するだけでも楽しい♪
ダンスレッスンやチョコレートなど有料のイベントも様々行われていますが、街の随所で音楽ライブやダンスが行われていたり、海沿いではミニバーや屋台が出ていたりと、街を歩くだけでもわくわくしますよ。
Emerson Street沿いでは、あちこちでライブにダンス、大道芸なんかも。
ビーチ沿いにはいくつかFood Truckが出ていて軽食が食べられます。特設のバーも出ていますよ。
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